西国街道は江戸時代に整備されましたが、それ以前も古くから太宰府より京、奈良への大路として存在しました。
京都の羅城門から下関市の赤間関まで50の宿場が置かれ、参勤交代では西国大名の重要な道となりました。街道はその地域によって呼び方が変わるのですが、京都から西宮までを山崎街道、西宮から赤間関までを西国街道、西宮から大阪へ向かう道を中国街道と呼びました。
この西国街道は瀬戸内海に沿うように続いています。秀吉が行った朝鮮出兵の際に太宰府へ向かう武士達や参勤交代で江戸へ向かう大名、幕末の動乱で行き来した人々の気持ち、そしてそれを見守ってきた街道沿いの人々の心に少しでも触れられることを期待して歩こうと思います。

毛利元就


