三原市木原に木原厳島神社がありました。広島の厳島にある安芸の宮島を総本山とした末社です。全国に500社ほどあるそうです。拝殿は線路を越えたところにあります。



 三原市糸崎に入ると六本松一里塚跡の碑がありました。行程記には「廣嶋札場ヨリ十七里、備後尾ノ道ヨリ二里」と記されています。



 三原市に糸𥔎神社がありました。神功皇后が西征の帰途、船を寄せられ水を求めたそうです。神功皇后が軍船をつないだという「船つぎの松」の記念碑もありました。



 境内には樹齢500年といわれるクスノキがあり、根元のふとさにびっくりしました。



 三原宿に入りました。室町時代末期に小早川隆景公により築城され「浮城」と呼ばれていた三原城天主台跡があります。宿場としては江戸時代に整備されましたがあまり大きくない宿場でした。





 この日はここで終了し帰宅しました。久しぶりの歩きでしたが天気も良く、海も見えて楽しい歩きとなりました。




      

          
   NO.18

R6.12.4 
尾道宿~三原宿


  瀬戸内の道



 朝、尾道大橋の見える桟橋で体操をしました。この風景ともお別れと思うと残念です。



 ホテルに戻り朝食の後に準備を整えて街道の本町通りから出発しました。通勤、通学の時間となり。アーケードの道を何台もの自転車がすれ違っていきます。



 尾道駅付近になると近代的なビルが立ち並び宿場の雰囲気は消えていきました。ここで街道は国道2号線と山陽本線を越えて駅の裏側へと入っていきます。裏手の道は静かで駅前とは感じられないほどでした。



 しばらく歩くといつもの街道らしさを感じる通りとなりました。今日も気温が高くなりそうで、薄手の服を重ねて着ています。経験からいつでもすぐに脱いでザックにしまうことができるようにしておくことが大切でした。



 道は少し山手の道になりましたが尾道バイパスを越えて再び海沿いの道となりました。この日は三原宿に近づくまで瀬戸内の海沿いの街道となり気持ちのいい歩きとなりました。歩く道すがらは海岸のほとんどが護岸されておりコンクリートで覆われています。途中一カ所だけ本当に小さな砂浜を見つけておりてみました。



 波も静かで海水は暖かく瀬戸内海ののんびりした時間を過ごすことができました。