平成29年9月、日本海までの街道歩きを終えて海岸に到着してみると、これからどうしようかという思いが残りました。初めて歩き始めた頃に茅ヶ崎の海岸まで出たときに似た気持ちでした。北へ行けば新潟・秋田、西に行けば金沢・福井です。私は西の道、北陸道を行くことに決めました。
北陸道は高田宿から金沢宿までは加賀街道とも呼ばれ加賀の前田家が参勤交代の時に使った道であるそうです。この街道には親不知・子不知の難所があります。どうしてこの道を歩いたんだろう?どのようにしてこの道を歩いたんだろうという疑問の答えが感じられればいいと思います。
また金沢宿を過ぎると蓮如道、滋賀県に入ると北国街道と呼ばれることが多くなりました。街道はそこに住む人達により親しみを込めてさまざまな呼ばれ方になることもわかりました。
この北陸道は京へ向かう道なのですが中山道分岐から京都まではすでに歩いた道なので、今回は鳥居本宿までの道を自分の北陸道としました。

前田利家


