都会に入りました。暑さが一段と厳しくなり車のタイヤが焦げるようなにおいがします。加賀藩は102万5千石で大名中最高の領地を持っていました。大きな都市としてはめずらしく第二次大戦で空襲を受けなかったため市街地に歴史的風情が残っています。空襲による被害遺族が少なかったことなどから戦後まもなくは国際交流で来日するアメリカ市民の滞在先として選ばれたそうです。



 街道沿いに伝統的な建物がありました。店の看板街灯には薬種福久屋と書かれています。玄関の戸袋には石黒薬局と書かれていることから長く続く薬屋さんなのでしょう。



 古い銀行の建物がありました。町民文化館となっていたので中を見学させていただきました。厳重な作りのカウンターや立派な装飾の天井や地下の金庫など見応えがありました。


 
 金沢市民の台所と言われる近江町市場が通り道にあったので中を通ってみました。魚、肉、菓子など食品や衣類、生活雑貨などの店が縦横にひしめいていて楽しい場所でした。



 変わった建物があります。尾山神社でした。この日は尾山神社を過ぎて少し先の香林坊バス停で終了しました。本当に暑い日で久しぶりに足にまめができて少しつらい歩きとなりました。加賀藩の参勤交代に使われた加賀街道は難所もあり大変な道のりであることを実感しました。



         

       

    
 NO.11
  
     津幡宿~金沢宿

 H30.7.25  約15km

  加賀百万石


 今日も猛暑日が予定されています。気温は連日最高気温になったとニュースになります。都会に近づくほど気温が上がるように感じました。朝のうちの日陰を拾いながら歩きます。



 屋根に見慣れないものがありました。TV鉄腕ダッシュで稲作の間隔をしるす道具として使われていたのを見たことがります。



 旧金沢下口往還に残る松並木です。前田家は幕府の施政に従い街道に松を植えて整備しました。現在松並木はほとんど残っていません。



 金沢城下に近づくにつれて立派な構えの家が増えてきたように思います。日本らしいなあと感じます。



 火の見櫓(やぐら)がありました。まだ使われているのでしょうか。最近私の地元では見られなくなりました。