街道はゆるやかに曲がり舟寄の地区に入りました。



 坂井市丸岡町の追分地蔵はこどもが不幸な亡くなり方をしたため、二度とこのようなことが無いように建てられました。中にはお地蔵様とそれを守る不動明王が納められていました。





 九頭竜川を渡りました。この日は10月というのに暑くて、水分補給が欠かせませんでした。



 九頭竜川に架かる橋は、昔は舟橋でした。織田家家臣、柴田勝家が48艘の舟を並べて、刀狩りで集めた刀や鉄砲で鎖を作り繋(つない)だそうです。天下の三大舟橋として知られたそうです。街道を旅する人は本当に助かったでしょうね。

 
 
 この日は福井の町で終了し、夜行バスで東京に向かいました。疲れましたが充実した歩きでした。





         

      
 NO.16

     
金津宿~福井宿


 H30.10.17  約21km

   蓮如道


 前日は芦原温泉駅で終了しバスであわら湯のまち駅まで移動してホテルに入りました。温泉が気持ちよかったです。この日、前日の終了地点まで戻って出発しました。



 道ばたには蓮如道の石碑が旧道を示してくれ、広い田んぼの真ん中を街道は通っていきます。



 田んぼの真ん中に土盛があり一里塚かなと思っていたらやはりそうでした。昔はあの辺を通っていたのでしょう。越前国下関一里塚と案内がありました。



 振り袖地蔵がありました。天保の飢饉(ききん)の際、この地に食べ物を求めて来た人々はまるで幽鬼(ゆうき)のようであったそうです。娘達の中には振り袖を着ていたり振り袖を抱(かか)えて餓死して哀れを誘いました。村人は地蔵に振り袖を着せて供養したそうです。