旅立ちの前に     
 1 京都三条~瀬田唐橋  
 2 瀬田唐橋 ~ 石部宿 
 3 石部宿 ~ 土山宿  
 4 土山宿 ~ 関宿   
 5 関宿 ~ 石薬師宿  
 6 石薬師宿 ~ 桑名宿 
 7 桑名宿 ~ 宮宿   
 8 宮宿 ~ 池鯉鮒宿  
 9 池鯉鮒宿 ~ 岡崎宿 
10 岡崎宿 ~ 藤川宿  
11 藤川宿 ~ 御油宿  
12 御油宿 ~ 二川宿  
13 二川宿 ~ 舞阪宿  
14 舞阪宿 ~ 浜松宿  
15 浜松宿 ~ 見附宿  
16 見附宿 ~ 掛川宿  
17 掛川宿 ~ 島田宿  
18 島田宿 ~ 丸子宿  

19 丸子宿 ~ 江尻宿  
20 江尻宿 ~ 由比宿  
21 由比宿 ~ 吉原宿  
22 吉原宿 ~ 沼津宿  
23 沼津宿 ~ 箱根関所 
24 箱根関所 ~ 小田原宿  
25 小田原宿 ~ 大磯宿 
26 大磯宿 ~ 平塚宿  
27 平塚宿 ~ 藤澤宿  
28 藤澤宿 ~ 戸塚宿  
29 戸塚宿 ~ 神奈川宿 
30 神奈川宿 ~ 川崎宿 
31 川崎宿 ~ 日本橋  

   東海道参考地図

    
 旧東海道は旧街道の中で最も重要で整備された道であったということです。しかし当時のように家も街灯も無い状況で歩こうとすれば日暮れと共に危険は増すことでしょう。また川も多く人や船での渡しは危険と隣り合わせであり見送る人達との別れは本当につらいものであったと思います。そして旅人は目的地に着いた時にどれだけほっとしたことでしょう。その旅は一生涯忘れられない思い出を残したことと思います。
 私は旧東海道をなぞって歩きましたが、多くの人が旅をするには道が狭く不便で、江戸や京都に入る前には必ず刑場がありました。悪いことをすればこのように死罪になるのだということを見せつけているのです。人々の利便より江戸幕府を守ろうとする考え方がよく分かるのでした。
 しかしそれぞれの土地に住む人達はその土地に愛着を持ち、祭りなどそれぞれの楽しみを得ながら生活していたのだと思います。この旅で私はそれぞれの土地を歩いた時にきっと旅人はこう考えたのだろうなと肌で感じた気がします。
 ともあれ旅は楽しくよい体験をたくさんさせてくれました。

 
H17(2005).5~H20(2008).2


      徳川家康 
       東海道を歩いて