草津宿本陣が見えてきました。東海道と中山道が合流する宿場で栄えていたところです。



 本陣は大名の宿舎ともなるところなので上座もあり立派です。



 草津宿は大藩の大名が逗留(とうりゅう)することもあり部屋数もたくさんありました。



 東海道と中山道の分かれ道の道標がありました。江戸まで大きな川を渡ることの多い東海道を選ぶか、山の中を通り遠回りの中山道を選ぶか思案のしどころです。


 
 東海道は今なお生活道路になっています。



 和中散本舗(わちゅうさんほんぽ)がありました。かつて徳川家康が腹痛を起こした際、ここの薬を服用したところすぐに治ったところから有名になったそうです。ドイツ人医師シーボルトも立ち寄ったそうです。薬を買ったのかな?



 近江富士とも呼ばれる三上山が見えます。



 この日は石部(いしべ)宿で終了しました。石部宿の案内石碑は立派で感心しました。




        

        
NO.2  H17.7.17
瀬田唐橋~石部宿  約15km

   分かれ道 



 瀬田駅を出発してしばらくすると立場(たてば)跡がありました。宿場と宿場の間が長い場合に景色の良いところなどに休憩場所として置かれました。



 野路(のじ)の玉川(たまがわ)の碑がありました。休憩所の一つで萩(はぎ)の名所の歌所として保存されています。



 教善寺です。湖南二十七名刹(めいさつ)の一つです。



 瓢泉堂(ひょうせんどう)は瓢箪(ひょうたん)を現在も作成販売している珍しい店です。ここは琵琶湖(びわこ)を船で渡り京へ向かう矢橋(やばし)の渡しへ向かう分岐でした。でも早く行こうと矢橋へ行ったのに天候が荒れ船が出ず唐橋(からはし)へまわった方が早かったということもあり、「急がばまわれ」の語源となりました。



 立木(たちき)神社に寄りました。ここは滋賀県最古の神社だそうです。ここには神の使いと言われる鹿が狛犬(こまいぬ)と一緒に座っています。