六代松の碑がありました。平維盛(たいらのこれもり)の息子で平家一門の滅亡により鎌倉へ送られる途中、千本松原において処刑されそうになったのですがその時は助命されました。しかしその後、謀反したことで処刑され首が千本松原に埋められたそうです。



 沼津では千本山乗運寺(じょううんじ)に寄りました。



 禅宗のお寺で庭は松とツツジの落ち着いた配置がされており、庭には歌人若山牧水(ぼくすい)の墓もありました。



 とても良い雰囲気でしたが都市部のため車やマイクの騒音がたえず、静寂(せいじゃく)の中で瞑想(めいそう)と言うわけにはいきませんでした。



 この日は狩野川(かのがわ)を渡って三島(みしま)で終了しました。





 

        

      




 
NO.22
吉原宿~沼津宿 
 H19.5.21 約22km

駿河の国に
  過ぎたるものは
 
  


 今日は茅ヶ崎まわりで東海道線に乗って吉原宿へ。圧迫感のある製紙工場の煙突のすぐ側を通って歩きます。行きにも寄った唐模様(からもよう)の色彩の妙法寺(みょうほうじ)に寄ってみました。



 途中に飢饉(ききん)や水害から民を守るため、27年もの歳月をかけて大排水路を幕府に陳情し、久遠寺(くおんじ)より資金援助を得て建設を試(こころ)みた増田平四郎の像と現在の水路がありました。粘り強い立派な行為だなと本当に感心しました。





 また「駿河の国に過ぎたるものは富士のお山と原の白隠(はくいん)」と言われた書道家でもある禅師のお寺松蔭寺(しょういんじ)がありました。多くの書画を残し禅を広めたそうです。



 白隠禅師の産湯(うぶゆ)井戸もあります。