鏡岩(かがみいわ)です。伝説では以前は鏡のような岩だったそうです。その岩に旅人の姿が写ると盗賊が襲(おそ)ったとのことで危ない場所ですね。



 峠の途中から下をのぞくと道がくねくねと続き、当時はやはり大変な道だったと感じられました。盗賊もいそうです。



 休憩をした沢で沢ガニを見つけました。ほっとする一時でした。


 
 峠を下ったところに馬子唄会館がありました。馬子唄は鈴鹿峠を越えるときに馬に荷を乗せ曳いていく時に唄われたそうです。



 関宿に着きました。東海道の雰囲気を残してあります。鈴鹿峠を越えてこの関宿に着いた旅人は本当にほっとしたことでしょう。またこれから越えていく旅人は早立ちにそなえて身体を休めたことと思います。



 越えてきた鈴鹿峠を振り返ります。あんな山を越えてきたのかと感慨(かんがい)に浸(ひた)るのでした。



 関宿ではたぬきがお食事に寄りなさいと誘っているのでした。(^_^)



        

      

NO.4 H17.8.17 
土山宿~関宿  約20km
  

  鈴鹿峠越え 


 江戸時代の俳人、上島鬼貫(うえじまおにつら)の句碑です。「吹けばふけ 櫛(くし)を買いたり 秋乃風」旅の途中、土山宿で櫛を買い求め鈴鹿峠に向かうときに読んだ句だそうです。鈴鹿峠に向かうには気持ちに何か覚悟ができるのでしょうか。
 


 田村神社に寄り鈴鹿峠越えの無事を祈りました。



 今は国道を鈴鹿峠に向かって歩くので安心です。



 鈴鹿峠に着きました。平安時代に開通した道ですが、盗賊にまつわる伝説が多く東海道では箱根峠と並ぶ難所だったそうです。



 ここではエベレスト登山もしたことのある自転車旅行の人と出会い、しばらくお話ししました。エベレストってどんな所なんだろうと興味が湧きました。