今回の旅は五街道を終了した後の最初の街道歩きとして企画しました。太平洋側の興津(おきつ)宿を起点として、久遠寺(くおんじ)のある身延宿、甲州韮崎宿を経て途中少し中山道に入りますが佐久の分岐である追分宿、そして参勤交代や佐渡の金、海産物を運ぶ道としての北国街道では善光寺に参拝しながら上越の高田宿まで歩きました。今回は日本海までの目標でしたから高田宿からは加賀街道に少し入り、日本海まで歩くことで目的を達成しました。
H28(2016).12~H29(2017).9
当初身延道や富士川街道の古道は整備されておらず、廃道同然となっていたためその道をたどることはかなりの困難を生じました。しかし最後の北国街道は五街道に次ぐ重要な街道ということもあり道もしっかりしていて歩きやすかったです。
また道沿いの住宅や商店の建物は大きく裕福な感じがありました。街道を北へたどっていくことで雪や寒さの対策のため人々の暮らしの様子が変わっていくことも多く見られました。上越市高田宿では人々の生活の道である雁木もあり雪国の工夫が見られて感心しました。最終地で日本海が見えた時は本当に嬉しかったです。太平洋と日本海の海の色の違いを強く感じました。
縦断!四街道 太平洋から日本海へ
身延道-富士川街道-佐久甲州街道-北国街道
