高田宿~日本海
H29.9.10 約21km
日本海へ
高田宿には髙田城があります。花は終わりでしたが蓮の葉に埋め尽くされたお堀に囲われたきれいな城でした。徳川家康の6男、徳川忠輝の居城で城の縄張りは伊達政宗が担当したそうです。

高田宿を出ると道は短い間ですが北陸街道になります。地元では加賀街道と言うのが普通のようです。高田には加賀、奥州、信州(北国)街道が集まっています。交通の要衝だったのですね。
歩いていると煙突が3本も立っている家を見ました。寒いところなのですが、どんな暖房なんだろうと興味を持ちました。

追分地蔵がありました。左は加賀街道で親不知、富山を経て加賀百万石へ、右は直江津へ通じる道です。


加賀街道は春日山城(かすがやまじょう)の脇を通ります。上杉謙信の城として有名です。武者の馬揃えを行った場所が広くありました。

街道脇の蔵の扉も立派な彫刻が施され裕福な様子が分かります。

五智国分寺(ごちこくぶんじ)に寄りました。奈良時代に聖武天皇の詔(みことのり)により全国に作られました。信仰の厚い上杉謙信によって再興したお寺です。

ここにも松尾芭蕉の句碑が建てられていました。精力的な人だったんだなあと感心しました。

細い道を通り、いよいよ海が近づいてきました。次第に海を感じる地形になるとこの旅を終えてしまうのが惜しい気持ちになります。

ついに日本海に到着しました。太平洋から日本海への夢が果たせた瞬間でした。
明るい駿河の海とやや重い感じである直江津の海の違いはこの旅の距離を感じさせてくれました。


北国街道 NO.17