上田宿~矢代宿
 H29.7.24  約17km

  かやぶき屋根


 今回は3日の歩きを予定したため一日の距離を少し抑えて歩きました。松代に移った眞田家が作った鼠(ねずみ)宿には大岩を背にした会地早雄(おおちはやお)神社があります。岩鼻の難所を越える前に安全を祈願したのかもしれません。





 「身にしみて大根からし秋の風」松尾芭蕉(ばしょう)の句碑がありました。坂木(さかぎ)宿に逗留(とうりゅう)した芭蕉が地産のからい「なかんじょ大根」で蕎麦(そば)を食べたときに読んだ句だそうです。



 松尾芭蕉は全国至る所の街道に句碑を残しています。俳人として有名なだけでなくほとんどの街道を旅した気力や体力を私は尊敬しています。私が歩くこの坂城宿もむかし芭蕉が歩きました。




           


 街道には古いたたずまいの家が随所に見られます。蓮子格子にうだつの上がる歴史的建造物は山浦家でした。



 下戸倉宿には古民家を改装した食事処がありました。北国街道でもかやぶき屋根はなかなか見られなくなりました。消防法の関係で茅葺き屋根はトタンで覆わなくてはならなくなったのですが、ここは特別の許可を得ているそうです。



 商家内部は高い天井を太い梁が支えていて立派な造りでした。



 商家奥には今は廃業していますが酒蔵がありました。広い大きな屋敷です。



 稲の青い穂が夏を感じさせてくれます。風が穂を揺らして通り抜けていくと一瞬だけ爽やかになりました。



 遠く山の中に天狗が立っていました。かなり大きなものですが不思議に思っていると遊園地のものだそうです。




      

   



 

                               


 
北国街道   NO.11