Q.会社が負担する固定資産税はいつ計上できますか?

 固定資産税は、毎年1月1日時点の所有者に対し課税される税金ですが、会社が負担する固定資産税は、賦課決定があった事業年度に計上します。概ね、4月~6月頃に都道府県から賦課決定通知書が送られてきますので、その金額で損金に計上できます。これは未払分も含めて損金計上することができます。

 一方、不動産売買の際に買主或いは売主との間で、固定資産税を所有日数などで按分して負担することがありますが、これはあくまでも売買代金の精算の一部として取り扱われるため、租税公課ではなく売買代金に含めて会計処理しますので、売主であれば売上代金、買主であれば取得価額として調整することになります。

2016年08月30日