第十五問(保証料)

【問題 15】

貸金業者Aは、個人顧客Bとの間で、元本額 100 万円、利息を年 1 割 8 分(18 %)、期間を 1 年とする営業的金銭消費貸借契約を締結して 100 万円をBに貸し付け、当該契約について、業として保証を行うCとの間で保証契約を締結した。Bは、Cとの間で、当該保証契約に基づきCが負う保証債務について、Cに元本額の 3 分( 3 %)の保証料を支払う旨の保証料の契約を締結した。この場合に関する次のa~dの記述のうち、その内容が適切なものの個数を①~④の中から 1 つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。

a Aは、Bとの間の営業的金銭消費貸借契約における利息の約定につき、出資法(注)上、刑事罰の対象とならない。

b Cは、Bとの間の保証料の契約につき、出資法上、刑事罰の対象とならない。

c AとBとの間の営業的金銭消費貸借契約における利息の約定は、利息制限法上、その全部について有効である。

d BとCとの間の保証料の契約は、利息制限法上、その全部について有効である。

(注) 出資法とは、出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律をいう。

 

①  1 個   

②  2 個   

③  3 個   

④  4 個

 

 

 

【正解】   ①

 

 

 

 第十六問へ

2024年03月04日