試験について

貸金業務取扱主任者とは

 貸金業務取扱主任者とは国家資格の一つで、 貸金業法第12条の3第1項のおいて「貸金業者は、営業所又は事務所ごとに、貸金業務取扱主任者を置き、使用人その他の従業者に対する助言又は指導で、貸金業の業務を適正に実施するために必要なものを行わせなければならない。」とされています。
 また、同条2項では、「貸金業者は、貸金業務取扱い主任者が職務を適切に遂行できるよう必要な配慮を行わなければならず、使用人その他の従業者は、貸金業務取扱主任者が行う助言を尊重するとともに、指導に従わなければならない。」とされており、貸金業務取扱主任者に対して、一定の権限を与えています。
よって貸金業取扱主任者資格は、貸金業を営む際の必要不可欠な資格となっています。

 


試験対策

CEO

 試験は、毎年11月の第3日曜日に行われています。四肢択一のマークシート方式で50問出題されます。試験時間は2時間で問題を解答するには十分な時間と考えられます。出題範囲は、1)貸金業法および関係法令、2)貸付け及び貸付けに付随する取引に関する法令等(民法、商法、会社法等)、3)資金需要者の保護に関すること(個人情報保護法、消費者契約法等)、4)財務および会計、となっています。
出題範囲は広範に及びますが、各項目においては基本的な論点からの出題となっており、効率的に学習することで、合格ラインに到達することが出来ると考えられます。

 


試験データ

2023年試験
受験者9,448人 合格者数2,928人 合格率31.0% 合格ライン31点
2022年試験
受験者数9,950人 合格者数2,644人 合格率26.6% 合格ライン28点
2021年試験
受験者数10,491人 合格者数3,373人 合格率32.2% 合格ライン31点
2020年試験
受験者数10,533人 合格者数3,567人 合格率33.9% 合格ライン33点
2019年試験
受験者数10,003人 合格者数3,001人 合格率30.0% 合格ライン29点
2018年試験
受験者数9,958人 合格者数3,132人 合格率31.5% 合格ライン32点
 
2017年試験
受験者数10,214人 合格者数3,317人 合格率32.5% 合格ライン34点
2016年試験
受験者数10,139人 合格者数3,095人 合格率30.5% 合格ライン30点
2015年試験
受験者数10,186人 合格者数3,178人 合格率31.2% 合格ライン31点
2014年試験
受験者数10,169人 合格者数2,493人 合格率24.5% 合格ライン30点
2013年試験
受験者数9,571人  合格者数2,688人 合格率28.1% 合格ライン30点
2012年試験
受験者数10,088人 合格者数2,599人 合格率25.8% 合格ライン29点
2011年試験
受験者数10,966人 合格者数2,393人 合格率21.8% 合格ライン27点