【問題 10】
貸付条件の広告に関する次の①~④の記述のうち、その内容が適切なものを 1 つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。
① 貸金業者が貸付けの条件について広告をする場合において、貸金業者登録簿に登録されたホームページアドレスを表示するときは、貸金業者登録簿に登録された電話番号についても表示しなければならない。
② 貸金業者が貸付けの条件について広告をするときは、主な返済例について表示しなければならない。
③ 日本貸金業協会が定める貸金業の業務運営に関する自主規制基本規則(以下、本問において「自主規制規則」という。)では、協会員は、新聞、雑誌又は電話帳へ個人向け貸付けの契約に係る広告を出稿するにあたっては、その表現内容に関し、安易な借入れを助長する表現、又はその疑いのある表現を排除すること、比較広告を行う場合には合理的根拠に基づかなければならないこと、ホームページアドレスを表示する場合には当該ホームページに返済シミュレーションを備えること、に留意しなければならないとされている。
④ 自主規制規則では、協会員は、ギャンブル専門紙及びギャンブル専門誌に個人向け貸付けの契約に係る広告を出稿するにあたっては、過剰借入れへの注意喚起を目的とし、貸付条件の確認、使い過ぎ、借り過ぎへの注意、及び計画的な借入れにつき、啓発文言を入れなければならないとされている。
【正解】 ①
①(〇)貸金業者登録簿に登録されたホームページアドレスを表示するときは、貸金業者登録簿に登録された電話番号についても表示しなければならない(貸金業法施行規則12条1項3号)。
②(×)(広告に掲げる事項)
・貸金業者の商号、名称又は氏名及び登録番号
・貸付けの利率
・返済の方式並びに返済期間及び返済回数
・賠償額の予定に関する定めをする場合における当該賠償額の元本に対する割合
・担保を供することが必要な場合における当該担保に関する事項
・貸金業者登録簿に登録されたホームページアドレス又は電子メールアドレスを表示し、又は説明するとき 貸金業者登録簿に登録された電話番号
③(×)協会員は、新聞、雑誌又は電話帳へ個人向け貸付けの契約に係る広告を出稿するにあたっては、比較広告を行わないことが求められる(自主規制規則55条)。
④(×)協会員は、新聞又は雑誌へ個人向け貸付けの契約に係る広告を出稿するにあたっては、次の各号に掲げる媒体へ広告を掲出することはしてはならない。(自主規制規則56条)。
⑴ ギャンブル専門紙及びギャンブル専門誌
⑵ 風俗専門紙及び風俗専門誌