第三十一問(連帯保証)

 【問題 31】

連帯保証に関する次の①~④の記述のうち、民法上、その内容が適切なものを 1 つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。

① 主たる債務者の意思に反して連帯保証をすることは認められていない。

② 主たる債務の目的又は態様が連帯保証契約の締結後に加重されたときは、連帯保証人の負担も加重される。

③ 債権者が連帯保証人に債務の履行を請求したときは、当該連帯保証人は、まず主たる債務者に催告をすべき旨を請求することができる。

④ 連帯保証人に対する履行の請求その他の事由による時効の完成猶予及び更新は、債権者及び主たる債務者が別段の意思を表示したときを除き、主たる債務者に対して、その効力を生じない。

 

 

 

【正解】   ④

 

 

①(×)保証契約は債権者と保証人の契約であることから、債務者の同意がなくとも成立する。

②(×)主たる債務の目的又は態様が保証契約の締結後に加重されたときであっても、保証人の負担は加重されない(民法448条2甲)。

③(×)連帯保証人には催告の抗弁権はない(民法454条)。

④(〇)連帯保証人に対する履行の請求その他の事由による時効の完成猶予及び更新は、債権者及び主たる債務者が別段の意思を表示したときを除き、主たる債務者に対して、その効力を生じない(民法458条)。

 

 

 

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2021年12月15日