第四十四問(広告規制)

【問題 44】

日本貸金業協会に加入している貸金業者であるA社は、インターネット上の自社のホームページにおいて金銭の貸付けに係る商品を紹介するメインのページ(以下、本問において「商品紹介ページ」という)を作成しようとしている。この場合に関する次のa〜dの記述のうち、その内容が適切なものの組み合わせを①〜④の中から1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。

a A社が、金銭の貸付けについて、賠償額の予定に関する定めをする場合、A社は、商品紹介ページにおいて、当該賠償額の元本に対する割合の年率を、百分率で少なくとも小数点以下1位まで表示しなければならない。

b 貸金業の業務運営に関する自主規制基本規則(以下、本問において「自主規制規則」という)では、A社は、商品紹介ページに、クリックにより、返済シミュレーションの専用ページに誘導するハイパーリンク又は画像を表示するのみでは足りず、商品紹介ページそれ自体に、返済シミュレーションを明示しなければならないとされている。

c 自主規制規則では、A社は、過剰借入れへの注意喚起を目的とし、貸付条件の確認、使い過ぎへの注意、借り過ぎへの注意、計画的な借入れの事項について啓発文言を商品紹介ページに明示しなければならないとされている。

d A社は、商品紹介ページに、貸金業者登録簿に登録された固定電話、又は携帯電話の番号のいずれかを表示しなければならない。

① ac

② ad

③ bc

④ bd

 

 

 

【正解】   ①

 

a(○)、金銭の貸付けについて、賠償額の予定に関する定めをする場合、商品紹介ページにおいて、当該賠償額の元本に対する割合の年率を、百分率で少なくとも小数点以下1位まで表示しなければならない。

b(×)商品紹介ページでは、クリックにより、返済シミュレーションの専用ページに誘導するハイパーリンク又は画像の表示でもよい。

c(○)加入貸金業者は、過剰借入れへの注意喚起を目的とし、貸付条件の確認、使い過ぎへの注意、借り過ぎへの注意、計画的な借入れの事項について啓発文言を商品紹介ページに明示しなければならないとされている。

d(×)貸金業者登録簿に登録された固定電話の番号を表示しなければならない。

 

 

 

 

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2017年03月01日