第四十問(債務の弁済)

【問題40】

貸金業者であるA社は、Bとの間の貸付けに係る契約に基づきBがA社に対して負う債務(以下、「本件債務」という)の弁済を第三者であるC社(Bの保証人ではない)に委託しようとしている。この場合に関する次の①〜④の記述のうち、その内容が適切でないものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。

① C社が暴力団員等によりその運営を支配されている法人であり、A社がそのことを知り、又は知ることができる場合、貸金業法上、A社は、本件債務の弁済をC社に委託することができない。

② C社が本件債務の弁済をA社から受託した場合において、C社が当該債務の弁済につき利害関係を有していないときは、民法上、C社は、本件債務の弁済がBの意思に反しなくても、A社に対し本件債務の弁済をすることができない。

③ C社が、A社の委託に基づき本件債務を弁済し、Bに対し求償権を取得した場合、貸金業法上、C社は、当該求償権を行使するに当たって、Bを威迫してはならない。

④ C社が、A社の委託に基づき本件債務を弁済し、Bに対し求償権を取得した。この場合、C社の営業所の所在する都道府県の知事が、資金需要者等の利益の保護を図るため必要があると認めるときは、C社は、当該都道府県の職員による、C社の営業所への立入り、その業務に関する質問、又は帳簿その他の物件の検査を受けることがある。

 

 

 

【正解】   ②

 

①(○)

②(×)

③(○)

④(○)

 

 

 第四十一問へ

2017年03月02日