【問題 41】
相続に関する次の①〜④の記述のうち、民法上、その内容が適切でないものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。
① 相続人が数人あるときは、相続財産は、その共有に属する。
② 相続人は、単純承認をしたときは、無限に被相続人の権利義務を承継する。
③ 被相続人の配偶者及び直系尊属が相続人であるときは、当該配偶者の法定相続分は、3分の2である。
④ 被相続人の子が、民法第891 条(相続人の欠格事由)の規定に該当したことにより相続人となることができなくなったときは、その者の子は、被相続人の直系卑属であっても、その者を代襲して相続人となることができない。
【正解】 4
①(○)相続人が数人あるときは、相続財産は、その共有に属する(民法898条)。
②(○)相続人は、単純承認をしたときは、無限に被相続人の権利義務を承継する(民法920条)。
③(○)相続人の配偶者及び直系尊属が相続人であるときは、配偶者の相続分は2/3とし、直系尊属の相続分は1/3とする(民法900条1項2号)。
④(×)相続人の欠格事由に該当していても、代襲相続には影響しない。