第四十八問(源泉徴収票)

【問題 48】

給与所得の源泉徴収票に関する次の①〜④の記述のうち、その内容が適切なものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。

 

① 源泉徴収票における「源泉徴収税額」の欄には、所得税額及び住民税額の合計額が記載される。

② 源泉徴収票における「控除対象扶養親族の数(配偶者を除く。)」の欄には、控除対象扶養親族について、特定扶養親族、老人扶養親族、及びそれら以外の控除対象扶養親族に区分してそれぞれの数が記載される。

③ 源泉徴収票には「控除対象配偶者の有無等」を記載する欄があり、控除対象配偶者とは、民法の規定による配偶者又は婚姻の届出はしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある人であって、かつ納税者と生計を一にしている、年間の合計所得金額が141万円未満の人をいう。

④ 源泉徴収票における「社会保険料等の金額」の欄には、事業主(会社)が負担した社会保険料が記載される。

 

 

【正解】   2

 

1(×)「源泉徴収税額」の欄には住民税額は記載されない。

2(○)「控除対象扶養親族の数(配偶者を除く。)」の欄には、控除対象扶養親族について、特定扶養親族、老人扶養親族、及びそれら以外の控除対象扶養親族に区分してそれぞれの数が記載される。

3(×)控除対象配偶者の要件は下記のとおり。

 ① 民法の規定による配偶者であること(内縁関係の人は該当しない)。

 ② 納税者と生計を一にしていること。

 ③ 年間の合計所得金額が38万円以下であること。(給与のみの場合は給与収入が103万円以下)

 ④ 青色申告者の事業専従者としてその年を通じて一度も給与の支払を受けていないこと又は白色申告者の事業専従者でないこと。

4(×)「社会保険料等の金額」の欄は、本人が負担した社会保険料が記載される。

 

 

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2016年04月07日