第四十五問(景品表示法)

【問題 45】

不当景品類及び不当表示防止法(以下、本問において「景品表示法」という。)に関する次の記述における( )の中に入れるべき適切な字句の組み合わせを①〜④の中から1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。

景品表示法は、商品及び役務の取引に関連して、事業者が行う不当な表示を禁止している。ここで表示とは、顧客を誘引するための手段として、事業者が自己の供給する商品又は役務の内容又は取引条件その他これらの取引に関する事項について行う広告その他の表示であって、( ア)が指定するものをいう。不当な表示には、いわゆる優良誤認表示及び有利誤認表示等がある。いわゆる優良誤認表示は、商品又は役務の( イ)について、( ウ)に対し、実際のものよりも著しく優良であると示し、又は事実に相違して当該事業者と同種もしくは類似の商品もしくは役務を供給している他の事業者に係るものよりも著しく優良であると示す表示であって、不当に顧客を誘引し、( ウ)による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められるものである。次に、いわゆる有利誤認表示は、商品又は役務の( エ)について、実際のもの又は当該事業者と同種もしくは類似の商品もしくは役務を供給している他の事業者に係るものよりも取引の相手方に著しく有利であると( ウ)に誤認される表示であって、不当に顧客を誘引し、( ウ)による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められるものである。

① ア.内閣総理大臣 イ.品質、規格その他の内容 ウ.一般消費者 エ.価格その他の取引条件

② ア.内閣総理大臣 イ.価格その他の取引条件 ウ.競業事業者 エ.品質、規格その他の内容

③ ア.公正取引委員会 イ.品質、規格その他の内容 ウ.競業事業者 エ.価格その他の取引条件

④ ア.公正取引委員会 イ.価格その他の取引条件 ウ.一般消費者 エ.品質、規格その他の内容

 

 

【正解】   ①

 

 

「表示」とは、顧客を誘引するための手段として、事業者が自己の供給する商品又は役務の内容又は取引条件その他これらの取引に関する事項について行う広告その他の表示であつて、内閣総理大臣が指定するものをいう。

「優良誤認表示」とは、商品又は役務の品質、規格その他の内容について、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示し、又は事実に相違して当該事業者と同種若しくは類似の商品若しくは役務を供給している他の事業者に係るものよりも著しく優良であると示す表示であつて、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められるものをいう。

「有利誤認表示」とは、商品又は役務の価格その他の取引条件について、実際のもの又は当該事業者と同種若しくは類似の商品若しくは役務を供給している他の事業者に係るものよりも取引の相手方に著しく有利であると一般消費者に誤認される表示であつて、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められるもの をいう。

 

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2017年02月10日