第三十七問(条件)

【問題37】

条件及び期限に関する次の①〜④の記述のうち、民法上、その内容が適切でないものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。

① 債務者が担保を減少させた場合であっても、債務者は、期限の利益を主張することができる。

② 条件の成否が未定である間における当事者の権利義務は、一般の規定に従い、処分し、相続し、もしくは保存し、又はそのために担保を供することができる。

③ 法律行為に始期を付したときは、その法律行為の履行は、期限が到来するまで、これを請求することができない。法律行為に終期を付したときは、その法律行為の効力は、期限が到来した時に消滅する。

④ 解除条件付法律行為は、解除条件が成就した時からその効力を失う。

 

 

 

 【正解】   ①

 

 

①(×)債務者が担保を滅失させ、損傷させ、又は減少させたときは、債務者は期限の利益を主張することができない(民法137条1項2号)。

②(〇)条件の成否が未定である間における当事者の権利義務は、一般の規定に従い、処分し、相続し、もしくは保存し、又はそのために担保を供することができる(民法129条)。

③(〇)法律行為に始期を付したときは、その法律行為の履行は、期限が到来するまで、これを請求することができない(民法135条1項)。法律行為に終期を付したときは、その法律行為の効力は、期限が到来した時に消滅する(民法135条2項)。

④(〇)解除条件付法律行為は、解除条件が成就した時からその効力を失う(民法127条2項)。

 

 

 

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2019年11月22日