第二十五問(契約締結時書面)

【問題25】

次の①〜④の記述のうち、貸付けに係る契約を締結する場合における貸金業法第17条第1項に規定する書面(契約締結時の書面)の記載事項に含まれないものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。なお、本問における貸付けに係る契約は、金銭の貸付けに係る契約であって、極度方式貸付けに係る契約、手形の割引の契約及び売渡担保の契約ではないものとする。

① 債務者が金銭の受領のために利用する現金自動支払機その他の機械の利用料などの、債務者が負担すべき元本及び利息以外の金銭に関する事項

② 運転免許証の写しなどの、貸付けに関し貸金業者が受け取る書面の内容

③ 契約上、返済期日前の返済ができるか否か及び返済ができるときは、その内容

④ 将来支払う返済金額とその内訳(元本及び利息の別)

 

 

 【正解】   ④

 

 

①(〇)債務者が負担すべき元本及び利息以外の金銭に関する事項は契約締結時書面の記載事項である(貸金業法施行規則13条1項1号ニ)。

②(〇)貸付けに関し貸金業者が受け取る書面は契約締結時書面の記載事項である(貸金業法施行規則13条1項1号ハ)。

③(〇)契約上、返済期日前の返済ができるか否か、及び返済ができるときはその内容は、契約締結時書面の記載事項である(貸金業法施行規則13条1項1号リ)。

④(×)将来支払う返済金額とその内訳は契約締結時書面の記載事項ではなく、各回の返済期日及び返済金額を記載しなければならない。

 

 

 

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2019年11月22日