【問題 48】
給与所得者の収入及び給与所得の源泉徴収票等に関する次の①~④の記述のうち、その内容が適切なものを 1 つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。
① 給与所得者の収入を把握できるものは、雇用主により作成され交付される源泉徴収票及び給与明細書のみである。
② 単一の事業者のみから給与を受けている給与所得者のうち、給与の年間収入金額が1,500 万円を超える者は、確定申告書の提出が必要である。
③ 源泉徴収票には、支払金額、給与所得控除後の金額及び源泉徴収税額が記載される欄はあるが、前年度の市町村民税の控除額が記載される欄はない。
④ 源泉徴収票には控除対象配偶者の有無等の欄がある。ここでいう控除対象配偶者とは、その年の 12 月 31 日の現況で、民法の規定による配偶者又は婚姻の届出はしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者であること、納税者と生計を一にしていること、年間の合計所得金額が 103 万円以下であることの条件を満たす者をいう。
【正解】 ③
①(×)例えば住民税決定通知書で把握することも可能である。
②(×)単一の事業者のみから給与を受けている給与所得者のうち、確定申告が必要になるのは給与の年間収入金額が2,000万円を超える者である。
③(〇)源泉徴収票には、前年度の市町村民税の控除額が記載される欄はない。
④(×)控除対象配偶者の要件は以下のとおり。
(1) 民法の規定による配偶者であること(内縁関係の人は該当しません。)。
(2) 納税者と生計を一にしていること。
(3) 年間の合計所得金額が38万円以下であること。 (給与のみの場合は給与収入が103万円以下)
(4) 青色申告者の事業専従者としてその年を通じて一度も給与の支払を受けていないこと又は白色申告者の事業専従者でないこと。