試験の攻略について

今年も本試験まで3週間を切りました。

残り少ない時間ですが、効率的に学習し合格を勝ち取りましょう。

今日は、最近の出題傾向から、より効率的な学習法を考えてみたいと思います。

 

1.試験の出題傾向

 ここ3年の試験の出題をみますと、貸金業法が28~30問、民法で10~12問、源泉徴収・会計で3問、その他の法律(個人情報保護法、景品表示法、犯罪収益移転防止法、手形法その他)が1問ずつとなっています。貸金業法は若干難しくなっているようですが民法は基本条文からの出題が多い傾向にあります。

 

2.効率的な学習について

 効率的に学習して合格ラインを超えるには、ズバリ貸金業法を制覇すること。これが合格への最短距離となります。概ね30問程度の出題ですから目標とする正解率は80%。これで乗り切れれば、あとは50%程度の正解率でも十分合格ラインは突破できるでしょう。一方、出題の少ない「その他の法律」の分野については、過去問で学習する程度で深入りはしないほうがいいでしょう。この分野は範囲が膨大な割に出題も少ないため、効率的な学習をするには不向きといえるでしょう。一方で、常識問題として出題されることもありますので、問題は読みましょう。

 

3.試験の攻略について

 まずは貸金業法を完成させましょう。お手持ちのテキストはもちろんのこと、過去問も少なくとも3年分の出題については、確実に正誤判定できるようにしたいところです。誤りの選択肢は「何故誤りなのか、正しい文章は何か」まで追求するようにしてください。民法は条文がそのまま出題されていることも多いので、基本条文はしっかりと抑えましょう。

 

4.本試験について

 貸金業務取扱主任者試験の傾向として、問題文が非常に長いことがあげられます。ただ、長文の場合、細かい部分で引っ掛けてくることはあまりないので、主語と述語をしっかりと見分けて判定してください。過去問などを利用して長文には慣れておきましょう。また、時間配分はとても大切になります。少なくとも15問程度は間違えても合否に影響はないので、一問に費やす時間は意識しましょう。確実に取れる問題に時間を使ってください。それでは本試験まで健康管理には十分気を付けて頑張りましょう。

 

2016年11月01日