第二十八問(広告に関する自主規制規則)

【問題 28】

貸金業の業務運営に関する自主規制基本規則(以下、本問において「自主規制規則」という)に規定する広告に関する次の①〜④の記述のうち、その内容が適切でないものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。

① 日本貸金業協会(以下、本問において「協会」という)に加入している貸金業者(以下、本問において「協会員」という)は、テレビCM、新聞、雑誌又は電話帳により個人向け貸付けの契約に係る広告を出稿するに当たっては、協会が設ける審査機関から承認を得なければならない。

② 自主規制規則では、個人向け貸付けの契約に係る広告たるテレビCMの放送時間帯に関する留意事項は定められているが、個人向け貸付けの契約に係る広告たるラジオCMについては放送時間帯に関する留意事項は定められていない。

③ 自主規制規則では、屋外広告看板等について、景観等への配慮をすること、借入れを促す表現を表示しないこと等が留意事項として定められている。

④ 協会員は、自社でホームページを設けるに当たり、協会員が取り扱う貸付けに係る商品を紹介するメインのページに、過剰借入れへの注意喚起を目的とし、貸付条件の確認、使い過ぎ、借り過ぎへの注意、計画的な借入れの事項につき啓発文言を明示しなければならない。

 

 

【正解】   ②

 

①(○)協会員は、次の各号に掲げる個人向け貸付けの契約に係る広告を出稿するにあたり、協会が設ける審査機関から承認を得なければならない(自主基本規制43条1項)。

 ⑴ テレビC M

 ⑵ 新聞及び雑誌広告

 ⑶ 電話帳広告

②(×)協会員は、個人向け貸付けの契約に係るラジオC M を実施するにあたり、「個人向け貸付の契約に係る広告たるラジオCMに関する遵守事項等」に留意するものとする(自主基本規制49条)。

③(○)協会員等は、屋外広告看板等を設置するにあたり、本款の目的を踏まえ、次に掲げる各号を留意しなければならない(自主基本規制62条)。

 ⑴ 景観等への配慮をすること。

 ⑵ 借入れを促す表現を表示しないこと。

 ⑶ 電話番号又はインターネットアドレスを表示する場合には、「問い合わせ先」とし、「申込先」とはしないこと。

 ⑷ 条例等が定められている場合は、これに抵触しないこと。

 ⑸ 午前0 時以降は消灯すること( ただし、貸金業以外の業種を主たる収益源としている協会員等が設置している場合を除く。)。

④(○)啓発文言は、ホームページのほか、新聞、雑誌又は電話帳へ個人向け貸付けの契約に係る広告などにも明示しなければならない。

 

 

 

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2017年02月25日