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古い常識は非常識

USBフラッシュメモリを取り外すときにどうしていますか?私は自分のUSBの場合使用後そのまま抜いていますが、他人のUSBの場合タスクバーの「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」手順を行ってから抜いています。
安全な取り外し手順は「常識」となっていて、ほとんどの人がこの手順に従っているのではないでしょうか? むかしは「常識」だったが今では「常識」ではありません。
かつてUSBメモリの速度が遅かった時代に、転送速度を上げるために「キャッシュ」を使用して見かけの速度を早くしていました。転送が終わったように見えても「キャッシュ」とのやり取りが終了していない場合があり、いきなり取り外すと壊れるおそれがありました。
今では転送にキャッシュを使わないのが初期設定になっていて使用中でなければ取り外しても大丈夫です。
検証して見ましょう。 スタートボタンの右クリックから「ディスクの管理」で、USB部分の右クリックからプロパティを選択します。USBディバイスのダイアルボックスで、ポリシータブを選択します。取り外しポリシーが「クイック取り外し(規定)」になっていることが確認できます。曰く『ディバイス上とwindowsでの書き込みキャッシュを無効にします。ただし、「安全な取り外し」通知アイコンを使わなくてもデバイスを安全に切断できます』
それならばなぜ他人のUSBの場合安全な取り外し手順を採るのか、古い常識のこだわっている方に新常識を説明するのが面倒だからです。またPCに詳しい方で「高いパフォーマンス」に設定変更してしるかもしれないからです。

取り外しポリシー

初級講座テキスト59ページの囲み記事の内容も???
いずれにしても、セキュリティー対策上USBの貸し借りは極力控えています。

2023.8.10 小野惠一 投稿