難所の山道
      摺糠~一戸宿
 H27.10.21(水) 22km



 今日は山中を歩くのでおにぎりと卵、ポットに珈琲を入れて出発しました。実際に地図では表示できないところも多く、山中では人に会うこともありませんでした。熊や猪と会わないように注意しながらの歩きは心細いことも多かったです。
 奥中山高原駅からはタクシーで摺糠(すりぬか)まで行きました。



 歩き始めてすぐ熊や猪を心配するような道となります。なるべく音を出して進みます。 



 奥州街道最高地点を通過しました。旧中山の集落は家があるのですが人と会うことはありませんでした。そこを過ぎるとまた山道となります。





 山の中に小繁一里塚がありました。何か動物が出てきそうな雰囲気で人にはまったく会いません。


 


          


 今回の歩きの中で、ヨノ坂、川底の道と呼ばれる奥州街道でも有数の難所がありました。川沿いの急峻な斜面を上り下りし、現代でこそ所々に集落もありますが、昔は森しかない山の道を宿場まで歩かなければなりませんでした。旅人の不安や苦難を実感しました。



 何かの種だと思いますがこんな山の中で出会うと何となく不気味です。



 道端で小動物の死骸を発見しました。もぐらかな?本当に熊や猪が出てこないことを祈って鈴を鳴らし地図でパンパン音を立てて進むのでした。



 一日中の山歩きを終了する頃、山ぎわに百姓一揆結集の地の碑がありました。ここで生活に苦しむ農民が代官に訴えるため集まりましたが集団は暴徒化して打ち壊しなど行ったため失敗し首謀者は打ち首になったそうです。かわいそうに。



 山を出て橋の所にブロンズ像を見つけました。一戸の町が見え、里に出たことで本当にほっとしました。とても長い一日でした。




       

     
 
    

 

                               

 

     
NO.43