B 10mから視差なし!
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 10yards To InfinityとはParallax freeと呼んでも良いでしょう。
正確には9m少しの距離、空気銃10m射撃、ハンティングの近射、充分使える範囲に入るのではないでしょうか・・・
最高倍率が何倍でも視差が起きないとは何とも楽で安心な心持ではないでしょうか・・・
視差(Parallax)が起きてるとは、狙点のずれが起きる事、変倍による誤差が起きること、カメラで云うと、一眼レフ以外での、ファインダの像と実際の像との誤差の事を云います。
精密射撃においては重大な事になり、特に空気銃の世界では、狙点から3cm以内に入れたい宿命からは絶対に起きてほしくない事です。
この事実は意外と認識されていないのです。
特に、注意を喚起したいのが、お店などでの工学製品に対しての認識の甘さです。在庫整理したい気持ちはわかりますが、
そのハンターが、これからの行為にどれだけ影響してくるのか、
まるっきり無視しての販売行為が目立ちます。
 
視差により100mでは2cmの誤差が起きると言われておりますので、
50mでは3cmの3割くらいに当たるわけですから重大な項目です。
つまり、空気銃用ではなく装薬ライフル(以下ライフル)用スコープでは
それだけの誤差の中での仕事になるわけです。
ライフルでのハンティングではターゲットが大きく、急所範囲も広く、
100m以内ではパララックスなんて無縁な世界なのです。
そんな世界と空気銃の世界では別世界なのです。
なぜエアハンティングでは3cmに拘るのか・・・
キジでもハトでも不思議とその範囲は限られます。
確実にその場に止めるには、まず横隔膜から上に位置する重要器官に
ヒット」しなければ死力を尽くして飛んで行ってしまいます。つまり、
回収出来ない訳であり、飛ぶ鳥を回収する難しさがここにあります。
それではハンティングとは言えません。
体験的に3cmに入れないと確実性がなくなり偶然性に頼る事になるのです。
偶然性に依存が多くなるほどハンティングの意味が薄れてゆくことでしょう。
これに気付いたハンターはしきりに頭部撃ちに徹する訳です。
しかし、私は頭部撃ちはしません。脳や眼球が飛び出し、
見るも無残な状況になってしても回収できなかった経験があるからです。
それからはもっぱらネックショット! カモ、キジ、エゾシカでも
ネックにヒットすれば回収出来ないことは今までありませんでした。
確率の非常に高い狙点と信じて疑いません。
また、生体もきれいな状態で、可能な限り猟場を凄惨な現場とせず、
逝かせてあげられます。
我々ハンターは趣味の領域でハンティングを楽しんでおります。
道具の選択によっても気持ちの良い落ち着いた環境が維持され、
強いては安全にもつながる事でしょう。