また、意外と空気銃に適するものを出してないのが、ドイツメーカーであります。 
            空気銃に適するとなると、10 yards to Infinityと称して10ヤードからパララックス(視差)が起きない近距離でも使える空気銃用として製作しなくてはならないので、製作上面倒なのでしょうか・・・  
            確かに光学的には近距離ほど様々な障害が起きやすく、製作技術にも配慮が必要となります。 
             主に固定倍率を使うのは、低倍率では大物ハンティング、高倍率では射撃競技です。それは距離が決まっているからであり、遠射ほど高倍率となりますが、その傾向はベンチレストと云われる射撃には顕著になり、数十倍の超高倍率となります。Marchにはベンチレストにおいて更なる厳密な技術により変倍による微量なずれまでをも抑制しようとするシステムの開発に成功しております。 
            しかしながら、こんな倍率をハンティングに使えば、その狭い視野により即座に発射なんて事は無理となります。 
             しかし、待ち撃ちなどの様に、落ち着いた環境で、決まった距離ならば特殊なハンティングとして使えるでしょう。 
             変倍には、大きく分けて1−4、1−6、3−9、4−16、6−24、6.5-20などがありますが、数え上げれば切りがないほどメーカーによって様々な倍率があります。 
             ここで変倍比が出てきます。つまり、1−4は4倍比、3−9は3倍比と云う訳です。 
            最近では6倍比を超えるものが現われておりますが、肝心のパララックスは20m前後からto Infinityとなる機種が殆どなのは残念です。 
             Marchは殆どすべての機種に適用しております。 
             ここでハンターにとって倍率に関して一番の見どころは、変倍においての最低倍率と最高倍率の関係であります。殆どのメーカでは、例えば最高24倍が欲しいとなると、最低倍率はどうしても6倍(4倍比)となるのが定番となってしまいます。 
            本当は24倍が欲しいのに下が6倍もあると、近距離でとっさの操作にはその視野を考えると使えない倍率となりえるケースがあるのです。 
            視野の広い2倍が欲しいとなると、最高倍率は7倍くらいがせいぜいなのです。 
             最近国内販売20何円くらいで4.5-30倍が海外で出ましたが、やはり25yards to Infinityです。 
             Marchは何十倍だろうと10 yards to Infinityです。それは10倍比でありながら、重たくて長いスーコープではないのです。2.5-25倍が30mmチューブにしては620gと軽いスコープであり、空気銃にお勧めです。 
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            |  MarchTactical2.5x-25x42 (Model No.D25V42TI / TIML) | 
           
          
            |  ¥250,000 | 
           
        
       
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