NO.2  神流川本郷~小前田
  H30.1.16  約18km

  消えた古道 



 この日は車で丹荘(たんしょう)駅まで行き上道に入りました。



 神流川(かんながわ)に橋がなく途切れてしまったところから歩き始めましたが、田圃で道は消えています。



 草むらの中にわずかに残っている道などをたどりながら進むと、この道で良かったのかと不安になります。



 そんな時上道(かみつみち)の案内板があると「ああこの道で良かったんだ」とほっとして前に進めるのでした。



 水の涸れた小山川を横切る時に橋を使わずに渡ってみました。ちょっと昔人気分です。

 





          
 途中には石碑だけでしたが広木の一里塚がありました。「くたびれたやつが見つける一里塚」と休憩の場所になっています。以前ここには樹齢400年の榎(えのき)が立っていたそうです。



 塙保己一(はなわほきいち)生誕の地案内がありました。江戸後期に活躍した全盲の国学者だそうです。全666巻(34,000ページ)からなる「群書類従(ぐんしょるいじゅう)」という本を作りました。この本は古代から江戸時代まで日本全国に散らばっていた貴重な書を取り集めまとめた者だそうです。ヘレンケラーも尊敬したといいます。すごいな。



 大きな庚申塚(こうしんづか)がありました。身体の中にいる虫が人間の悪事を天帝に報告するのを避けるために祀る(まつる)風習の碑です。庚申日は報告されないよう眠らずに過ごすため酒を飲んで話したりしたそうです。そちらの方が目的かな?



 梅がもう少しで咲きそうです。



 上道には前回も多く見られた古墳がありました。7世紀、飛鳥(あすか)時代高松塚古墳の頃の築造で200基以上あったとのことですが開墾(かいこん)などで現在では前方後円墳が1基、円墳24基となっています。鎌倉へまだ遠い道のりです。






        

          

 

                                 

 
              (かみつみち)