大山街道荏田(えだ)宿の看板がありました。今では住宅地となっていますが、宿場があったのですね。

荏田宿に真福寺がありました。当時とは場所が違うそうですが、全国でも珍しい清涼寺式釈迦如来像があるそうです。鎌倉時代に作られ国の重要文化財に指定されています。

街道は登ったり下ったりの道となり、尾根筋を歩いて行きます。この上り下りが意外に疲れを感じさせます。丘の見晴らしの良いところに荏田富士塚がありました。江戸時代に広まった富士信仰で作られたそうです。

街道は昔の名残をとどめ、くねくねと細い道で続いていきます。昔は雑木林や草原の中を富士山を眺めながら歩いて行ったのでしょう。

鶴ヶ峰の駅を過ぎて今日は終了しました。風もあり花粉がたくさん飛んでいる日の歩きでした。駅近くで満開のオカメサクラが見られ癒(い)やされました。


NO.5 二子神社~鶴ヶ峰
H31.3.12 約21km
霊泉の滝

3月中に中道を終える予定なので少し間隔が短いのですが歩きに来ました。二子新地駅を出て街道を歩くと大山街道の表示が見られます。
途中に二カ領用水の橋がありました。川崎市多摩区と幸区までを流れる32kmの農業用水でした。二カ領とは川崎領と稲毛領とのことです。

歩いていると春の日差しの中でいいにおいがしたので見るとモクレンの花が咲いていました。

宮前平の駅が街道を横切っていました。

道の脇に霊泉の滝がありました。雨が降らず困ったときに雨乞いをすると必ず降ったり、わき出る水を願いながら飲むとぜん息や風邪などに効果があったそうです。

早渕川にはのんびりと鯉がおよぎ、亀が甲羅(こうら)干しをしていました。



(なかつみち)