釣山公園
      有壁宿~一関宿 
 H27. 4. 4(金)  8km



 有壁(ありかべ)宿をたつと保存された建物がありました。有壁宿本陣の建物です。





 どの宿場も本陣はとても立派な屋敷で参勤交代時のお殿様の宿舎となるのでした。その説明のプレートも見られました。





 しかし宿場を過ぎるとまたすぐ山道に入ります。今日も鈴と地図のパンパンが欠かせません。



   



         




 豊吉之墓がありました。天明5年(1785年)罪人ですが処刑後解剖されたことで医師達がていねいに葬(ほうむ)ったそうです。 



 白馬山願成寺(がんじょうじ)では梅の花が咲ききれいでした。一ノ関に入って釣山公園に登りました。雪に覆われた栗駒山がこれもきれいで素敵でした。





 公園を下り駅へ向かう道すがら宮沢賢治の作品集の看板を見ました。ここは宮沢賢治が技師として働いた地なのですね。宮沢賢治は詩人であり童話作家でもありました。仏教や農民生活に根ざした創作活動を行い、「雨ニモマケズ」「風の又三郎」「銀河鉄道の夜」「注文の多い料理店」などの作品は私も大好きでした。





「雨ニモマケズ」

雨にも負けず

風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ

丈夫なからだをもち

慾(よく)はなく

決して怒らず

いつも静かに笑っている

一日に玄米(げんまい)四合と

味噌(みそ)と少しの野菜を食べ

あらゆることを

自分を勘定(かんじょう)に入れずに

よく見聞きし分かり

そして忘れず

野原の松の林の陰の

小さな萱(かや)ぶきの小屋にいて

東に病気の子供あれば

行って看病してやり

西に疲れた母あれば

行ってその稲の束(たば)を負い

南に死にそうな人あれば

行ってこわがらなくてもいいと言い

北に喧嘩(けんか)や訴訟(そしょう)があれば

つまらないからやめろといい

日照りの時は涙を流し

寒さの夏はおろおろ歩き

みんなにでくのぼーと呼ばれ

褒(ほ)められもせず

苦にもされず

そういうものに

わたしはなりたい



       

     
                      

 

                               

 

    
NO.34