宇治と京都の分かれ道を過ぎ山科(やましな)へと入ります。最後の休憩をした頃から空が怪(あや)しくなってきました。山科駅で行くかやめるか迷いましたが雨覚悟(かくご)で行くことに決断しました。細い道を蹴上(けあげ)に向かいます。案の定、最後の坂で雨が強くなり一時軒先(のきさき)で雨宿りをしました。





 20分ほどして雨が弱くなったので蹴上の坂を一気に越えて京都の街に入ります。





 この日、四万三千歩を歩いて三条大橋に立つことができました。やじさんきたさんが迎えてくれたのでした。





 山また山の中山道を振り返ると昔の人は本当に大変な旅をしていたのだなあとあらためて感じるのでした。三条大橋で写真を撮ってもらった方におめでとうございますと言っていただき感謝しました。










       

     
NO.32
草津宿~京都三条大橋 
 H23.10.28 約30km

  京都三条大橋 



 いよいよ中山道歩き最後の日となりました。草津より京都までは遠いので行けるかどうか天気と気持ちの不安を抱えて商店街のモールに入りました。すぐに東海道との分岐点に着きここからは三度目の道となります。





 ここからは東海道の表示になります。瀬田の唐橋(からはし)をわたり昼食を食べてから義仲寺(ぎちゅうじ)へ寄りました。





 木曽義仲(よしなか)と巴御前(ともえごぜん)の墓を見学しました。木曽の山中に暮らした二人が源氏の旗上げでいつの間にか京都の地に。そして凋落(ちょうらく)。あの木曽で暮らしていれば二人は幸せだったのでは?





 そんな事を考えながら町中を過ぎ逢坂(おうさか)の関へ。蝉丸神社で街道歩き三度目のお参りです。