醒ヶ井(さめがい)宿加茂神社では居醒(いさめ)の名水の紹介がありました。ヤマトタケルノミコトが伊吹山の神との戦いに敗れ、この地の湧き水で一命を取り留めたそうです。飲用水を飲むと冷たくてホッとすることができました。水中の梅花藻(ばいかも)の花が清流に揺れていて素敵でした。







 番場(ばんば)宿の蓮華(れんげ)寺は聖徳太子建立の寺と言われ元法隆寺と称したそうです。ここで640年前北条仲時(なかとき)以下430人が戦に負け自刃しました。境内からは血の川が流れたと記録がありびっくりしました。寺内には番場の忠太郎の像もありました。戯曲(ぎきょく)「瞼(まぶた)の母」の主人公で近江番場生まれのやくざです。





 道は鳥居本宿に続いていきます。万治元年(1658)創業で300年も続いている赤玉神教丸(しんきょうがん)本舗は今も昔ながらの製法で胃薬を作り販売しているとのことですごいと思いました。



 夏の風景ですね。(^_^)



       

     
NO.29
柏原宿~高宮宿 
 H23.7.17 約23km

  醒ヶ井の清水 



 柏原宿より歩きます。暑い1日で身体が持つか心配するほどでした。常夜灯の地は昔の高札場跡で川の流れが涼しげでした。





 柏原宿の長沢(ながそ)あたりで古道との分岐があり古道へ入ってみました。動物柵が設置されるような道となっていました。(^^;)





 無縁仏の地蔵さんは昔からここに住む人々が大切にしてきました。優しさも感じられます。ひまわりが街道の青空に映えていました。