隣の家との境には高いうだつが見られました。うだつは防火壁の意味合いもありますが、出世するとうだつを高く作れるところから「うだつが上がる」と言われたそうです。 



 地元の物産館では正月らしく餅つきをやっていて遊びにきていた家族連れが楽しんでいました。



 道は山の斜面に沿って続きます。木曽川の流れがきれいに見られました。



 斜面に聖岩谷観世音菩薩像(せいいわやかんぜのんぼさつぞう)の納められた祠(ほこら)がありました。少し休憩させていただきました。



 山あいの道にはイノシシ注意の看板などあり心配もしてしまうのでした。写真入りはちょっとこわいですね。



 今日の最後は少し山道となりました。うとう峠を越えていきますが公園内なので大したことはありませんでした。ほっとしながら鵜沼(うぬま)の駅へ下りていくのでした。









       

     
NO.25
御嵩宿~ 鵜沼宿 
 H23.1.4 約20km

   太田の渡し 



 御嵩(みたけ)宿を出てすぐに願興寺(がんこうじ)があり今日の歩きの無事を祈願しました。薬師如来が数千の子蟹(かに)に乗って現れたと言い伝えられ蟹薬師とも呼ばれています。



 街道脇に関ノ太郎の首塚碑がありました。伝説では悪行三昧(ざんまい)の太郎が蟹薬師のお告げでとらえられ首を落とされました。しかし首を運ぶ途中首が転げ落ち、動かなくなってしまったためここに埋め首塚としたとのことでした。しぶといですね。





 木曽川沿いにかかる太田宿の橋はむかし渡し場だったところです。「木曽のかけはし、太田の渡し、碓氷峠がなくばよい」と言われた難所だったそうです。



 ここで喫茶店に入りモーニングを注文しました。名古屋に近づくと喫茶店のモーニングの内容は力が入っています。嬉しくなりますね。



 渡し場のある太田宿は賑わったそうです。そのため裕福な商家が多かったそうです。