街道脇には二十三夜供養の塔がありました。「講中(こうちゅう)」と呼ばれる仲間が集まり飲食後、経を唱(とな)えて月に悪霊払いの願いをする集(つど)いだそうです。


 
 昼は山菜そばを食べましたが十割そばと銘(めい)打っていた蕎麦(そば)はとてもおいしくて嬉しかったです。旅をしているとおいしいものと出会えます。
 追分宿郷土館に寄りました。追分馬追い歌は郷土館で聞くことができ、馬子(まご)が多かった宿場の証(あかし)でした。



 北国街道との分かれ道「追分」を過ぎて佐久へ向かいます。



 途中に「千ヶ滝湯川用水温水路」がありました。浅間山の雪解け水を広く浅い水路で暖めて農業用水として使用するためのものだそうです。その土地ならではの工夫ですね。



 夕方に岩村田宿へ到着しました。むかし冬の中山道を歩く旅人は多くはなかったろうと感じる寒い歩きでした。





       

     
 

NO.10
軽井沢宿~岩村田宿 
 H20.12.6 約24km

    追分 



 軽井沢駅前からはスキー場も望めスキーヤーが多く滑っていたのでした。冬の中山道は思ったよりきびしく北風が強く吹き汗をかく時もありませんでした。幸い観光地であるためお店が多く休憩場所があったことが幸いでした。





 歩く道には氷が張り、足元に気を付けながらの歩きでした。景色は色あせています。





 浅間山の姿が美しく見えますが、吹き下ろす風に身体を丸めながら歩くようでした。