パムッカレ
トルコ西部にある丘陵地でヒエラポリス・パムッカレとも呼ぶ。ヒエラポリスは古代ローマ帝国の都市名でパムッカレはトルコ語で「綿の宮殿」と言うそうです。この地帯で綿の栽培が盛んだったんですね。
パムッカレが有名なのは温泉の流れが丘陵地に白く美しい棚田を作ったことからです。白い棚田と青い水が作り出す風景は世界中に知られました。

私はパムッカレはトルコ国民の温泉保養地だと思い込んでここに来ましたが、ヒエラポリスという古代ローマ帝国の都市がすぐ隣にあることを知りびっくりしました。勉強してないなあ。


ヒエラポリスは古代ローマ帝国の都市だったのですが温泉保養地としても栄えたそうです。でもこの都市は何度もの大きな地震で廃墟となりました。そして現在では観光地として復活したのです。

棚田の温泉にはたくさんの人が湯につかりながら楽しんでいます。私もすぐに靴を脱いで温泉を楽しみました。
(^_^)v



H22(2010).8 NO.4
回教徒の町
コンヤという町に着きました。12世紀頃セルジュークトルコの首都が置かれて栄えた町です。イスラム教神秘的集団メブラーナ教の発祥の地であると聞きました。メブラーナ教はくるくる旋回しながら踊ることで神と一体になれるという教えを持っています。回教徒のいわれはここから来ているそうです。
トルコの初代大統領アタテェルクはその活動を禁止させ政教分離を進めました。しかし信心深さは依然残っており一般公開されているメブラーナ博物館を見学した時に強くそれを感じました。

博物館には始祖メブラーナの棺があります。入館した人々は棺に向かって長い祈りをしています。中にはメブラーナの髪の毛が入っている箱が飾られたガラスケースにキスをしているのです。私はここは博物館ではないと感じました。深い絆がそこここにあふれているのです。私は展示されているコーランの原書を複雑な思いで見るのでした。
ホテルに入った時のことです。窓から外を見てびっくりしたことがあります。1000人を越える白服の人々が多数の円形テーブルを囲んでいます。何が始まるんだろうと見ているとどこかで花火が鳴りました。人々は一斉にどよめき賑やかに食事が始まりました。ラマダンだ!これがラマダン明けの食事なんだと私は少し感動して見入ってしまいました。この日はイスラム世界の生活がいくつも見られたたような気がします。