
トロイの木馬
トロイの木馬は有名な話ですね。ギリシア神話のトロイア戦争の時に作った木馬に人を忍ばせ、城内に入れたところ内側から攻撃したり門の鍵を開けて城を落としたとされる話しです。後年、コンピュータウイルスにこの名前がつけられあらためて知られるようになりました。

トルコ北西部にあるこの遺跡は私財を投じたシュリーマンによって発掘された城塞都市でした。説明板にお城のイメージ図がありましたが私は日本のお城を思い浮かべてしまいました。守る形はいつの世、いつの場所であっても同じなのだと感じました。

またこの遺跡は9層もの時代が重なっており、重要な場所だったことが分かります。でも現代は遺跡として残っているのですね。




H22(2010).8 NO.5
エフェソスの遺跡
トルコの歴史は侵略による帝国の創立と滅亡の歴史です。次々と現れる国家によって歴史が上塗りされていきました。トロイの遺跡はなんと9層の遺跡が発掘されました。ここエフェソスはペルシャ帝国時代の小アジア最大の都市遺跡だそうです。

ペルシャ帝国時代は日本の弥生時代にあたります。稲作が始まり住居が定着してきた頃です。日本では木やワラで家などを作りましたが、こちらは石で建物などを作る文化でした。

遺跡群は広く、暑い日差しの中で見学していると日陰を求めて皆さんが集まり休憩していました。

それにしてもこんなに大きな建造物を作るのはすごいと感心しました。トルコも大きな地震があることはニュースで報じられているので工夫があったのですね。現在の建物は図書館だったそうです。復元物です。

遺跡には多く作られている集会場、ここは宗教儀式や劇場、競技場としても使用されました。多くの人を収容できたスタジアムでした。
