
デ・プイア
早朝乗った飛行機はプロペラ機でした。大学時代北海道大雪山の合宿山行調査のために乗ったYS11という日本製のプロペラ機を思い出しました。羽田離陸後にエアポケットに入ったのかと思える「すとん」と落ちるような状況があり、乗客からは「オー」という声が上がる体験をしたのです。そのため私はかなり緊張感を持って登場しました。しかしニュージーランド航空機はそんなこともなく無事に北島のロトルアに着陸したのです。

しかし着陸寸前から機内にはおならをしたようなくさい臭いが立ちこめました。「誰だ?」とお互いに顔を見合わせます。それが温泉の臭いだと分かるとみんな大笑いをしました。そうロトルアは有名な温泉地帯なのでした。
到着後、朝の散歩が森林公園でできました。さわやかで嬉しかったです。

次に今日のメイン間欠泉の吹き出す公園、テ・プイアに行きました。ここは文化センターもありマオリの文化を紹介する施設や地熱を使って料理する伝統的なハンギ料理が食べられます。硫黄の臭いの中を間欠泉が吹き出す様子やハンギ料理はどこか日本の温泉を思い起こさせてくれました。
ここではニュージーランドの国鳥である本物のキューイを見ることができました。夜行性なので暗い場所の展示でしたが歩いているキューイを見られたことはラッキーでした。
写真は剥製です。
H21(2009).1 NO.4
クライストチャーチ
クイーンズタウンから移動途中でゴールドラッシュ時に使われた金鉱跡を見ました。きっと目の色を変えて掘削したのでしょうね。チャップリンの黄金狂時代を思い出しました。

美しい湖で休憩しました。レイク・デカポです。ミルキーブルーと言われる美しい青が見られました。アオラキ山系から流れ出る岩石成分を含むため水が青くなるそうです。またここは世界一星空が美しいところだそうです。そんなところなら是非一泊してみたいと思いました。本当に残念です。

大都市クライストチャーチに戻りました。クライストチャーチの名前はイギリスのオクスフォード大学クライスト・チャーチ大学から来ているそうです。人口は約38万人ガーデンシティと言われるように美しい町並みです。
12月30日ともなると開いている店は少なくなります。途中で会った日本人ツアーの方はクリスマスはもっと少なかったと言っていました。日本とはずいぶん違いますね。

有名な教会大聖堂が街の中心にあります。後年大きな地震によって建物が崩れてしまい、このとき185名の犠牲者が出ました。日本人の方も28名亡くなりました。世界中にある大聖堂はどの教会も美しく荘厳です。それが崩れたときはみんな本当にがっかりしたことと思います。
私たちは翌日に南島を離れ北島へ向かいます。
