笹子峠
黒野田宿~石和宿
H28.7.12(火) 28km

前回の到着は阿弥陀海道宿でしたが、笹子駅は二つの宿場の中間にあります。そのため今回の出発地は黒野田宿としました。

笹子駅を出て国道をしばらく行くと旧道入口があり入りました。

山に入って休憩とし腰をおろして休んでいると猿の群れが川向こうを通過していきます。そうか猿もいるんだ。猪や熊の心配もあり鈴を装着して音を出すように準備しました。この日は前半ずっと山登りです。杉林の中や尾根道などきびしい暑さで水分補給は欠かせない日となりました。

石垣が現れ昔ここには天野治兵衛(ちへえ)家があり明治天皇巡幸(じゅんこう)の時にお休みをされたと碑が建っていました。でもその碑には中央線の開通によりこの道を人が通らなくなったとも記載されていました。時代は変わりました。


しばらく登ると矢立(やたて)の杉が見えてきました。大きな杉に感心しました。
でもそのすぐ横に杉良太郎の唄が流れる歌碑と装置もあり、こんな山の中なのにと少々あきれてしまうのでした。

ところどころに道標があり助かります。道を間違えたら大変です。昔もあったのかな?

本当に大変な山道を抜けた時、宿cafeを見つけ入るとスウェーデンの男の子がいてびっくりしました。宿にボランティアで来ているとのこと。するとチェコの女の子も出てきてまたまたビックリ。国際的だなあ(^_^)
遅い昼食として頼んだスパイシーカリーは美味しかったです。私が行った南極の写真を興味深く見てくれしばらく話しました。最後に一緒に写真を撮らせてもらいました。

もうすぐ収穫。青い葡萄(ぶどう)が季節を感じますね。

笛吹川のほとりに笛吹(ふえふき)権三郎の像が建っていました。天正三年7月豪雨により母が流されました。助かった権三郎は笛を吹き聞かせるように母をさがしていたところ母の声が聞こえて権三郎は川に身を投げ母の元に行ったそうです。悲しい話ですね。その後この川を笛吹川と呼ぶようになったとのことでした。

NO.6