2日目も晴れで礼文林道8kmを歩きます。このコースにはエーデルワイスに似たレブンウスユキソウが群生する場所がありますが残念ながら時期が早すぎてまだ咲いていませんでした。でも他の花は本当にたくさん見られて素敵なハイキングでした。



礼文島ではウニも有名です。そのウニを自分で割って実を取り出すこともやらせてもらいました。おいしかったです。(^_^)v
また昼食時に寄ったお店の裏には海が穏やかだったこともありアザラシがたくさんひなたぼっこをしているのでした。会えて嬉しかったです。

午後はもう一つのメイン、レブンアツモリソウの群生地に行きました。礼文島だけに自生する野生のランで盗掘により数を減らしてしまいました。現在では監視員に見守られながら咲いています。でもインターネットを見ると高額で売られているのですね。これでいいのかな?
何はともあれ平敦盛(たいらのあつもり)の武具である母衣(ほろ)に似ていることから名付けられたとされるアツモリソウ群生地にはたくさんの観光バスが到着するのでした。私もその一人です。(^^;)

最後は礼文島最北端のスコトン岬に行きました。岬からは昔トド漁が行われていたトド島がはっきり見られます。現在は観光で上陸することはできなくなったそうです。

今回の旅行ではそこにしかない花などが見られ貴重な体験をしました。多くの人が観光に行き、その収入で貴重な動植物が守られるのであれば観光は土地の文化を守る一つの手段になると思います。また桃岩展望台の強風の中見回りをしている方など、自然を守ってくれている方々に感謝をしたいと思いました。
2018(H30).6

ウニ丼(^_^)で昼食後、いよいよこの旅のメインとなるハイキングになります。
礼文島は利尻島の北西、日本海に位置する離島です。島の東側はなだらかな丘陵ですが、冬の厳しい偏西風を受ける西海岸は切り立った崖になっています。西海岸のハイキングコースは常に風が強く、天候が荒れると大変です。気温があまり上がらず強い風の中では体感温度はとても低くなります。また風が無いときにはオホーツク海高気圧の関係で島は霧に覆(おお)われます。高い緯度(いど)にあり低地でも高山のような気象状況が現れることで高山性の植物が多く自生しているのです。

この日は桃岩展望台から知床までの4.5kmの道のりです。えっ知床?実はシレトコはアイヌ語で端の地という意味だそうです。北海道には他にもいくつか知床があることを知りました。よく晴れた天候の中、歩き始めてそうそうたくさんの花に会います。


ガイドさんがいろいろと教えてくれるのですがあまりにも花が多すぎて覚えきれません(^^;)
道は展望台を過ぎると崖に沿った道に入ります。展望台からはずっと強風の中の歩きとなりました。強く吹く風はときどき背中をドンと押すようだったり、横から帽子を吹き飛ばそうとするかのようでした。みなさんウィンドブレーカーの襟を立てて風から身を守って歩きます。でも道の両側はきれいなお花畑となっていて素敵な道のりでした。



夕方ホテルに入ると温泉で疲れた身体を癒やすことができました。これも礼文島の魅力だと思います。
