
ジャスパー国立公園は森と水の世界です。どこに行っても川と湖、山の雪や氷が森の中から見られます。水の惑星という言葉がぴったりくるところでした。

残念ながらこの日は雨模様となりました。途中にアサバスカ滝に寄りました。夜の間に雨が降り続いていたためアサバスカ川の水量が増え、落差23mの滝は轟音と共に水が流れ落ちていて怖いぐらいでした。

バスはバンフの町へ向かいます。その途中にコロンビア大氷原があります。標高3000mカナディアン・ロッキー最大の氷原は一年中雪が降ります。この氷原が有名なのは雪上車で氷河の真ん中まで行くことができる事です。大きな雪上車で急坂を上り下りして雪原に入って行く時はワクワクするのでした。

残念ながら雪原はかなりとけて汚れていましたが冷たい風が氷河を感じさせてくれました。氷原の真ん中に立つという経験はなかなかできないことです。足元の氷は今動いているんだと思うとその壮大さを感じました。

帰り道には丘の上に山ヤギが現れ私達を見下ろしているのでした。カナダの自然を感じることが出来ました。

H28(2016).6 NO.2
ジャスパーの町はジャスパー国立公園内にあります。山に囲まれ古い建物もたくさんある静かで美しい町でした。冬は生活するのも厳しい平均最低気温が-10度です。時には-30度にもなるとのことです。でも今は夏なので爽やかでした。

町には賑やかな商店街がありホテルやギフトショップが並んでいます。また町には大きなトーテムポールが建てられていました。北米大陸の太平洋岸に暮らす先住民固有の文化であるトーテムポールにはそれを建てた人やその家族や村、生活の様子などが記録されているそうです。

この日はジャスパーに泊まりました。翌朝、夜降っていた雨も上がったので散歩に出てみました。みんな夜が遅いせいか町はとても静かです。

少し開けた場所に出てみると山には朝焼けの陽があたり虹が架(か)かっているではありませんか。素敵な朝になりました。

