早朝散歩に出てみました。爽やかな空気が新鮮です。陽が当たり始めた森や草は生き生きと輝いています。



 しばらく歩くとウサギが駐車場にいたり、鹿が道ばたで草を食んでいる姿に出会うことができました。



 今日はガイドさんがデザート・ビューと話してくれた公園の東側に行きました。グランドキャニオンを西に見る場所でコロラド川が谷の下を流れているのがよく見えます。



 この場所にはウォッチ・タワーがあります。古代プエブロ人(-アナサジ族-有史以前のアメリカ先住民)の見張り塔を模して1932年に作られたそうです。こんなものを作っていたなんてなんてすごいんだろう。



 中には先住民の生活が壁画で描かれています。鳥やへび、いろいろな動物とともに暮らしていた様子がわかります。



 見張り塔の窓からはグランドキャニオンが一望できます。先住民はこの土地をどんな気持ちで眺めていたのか知りたくなりました。



 

           

              
                        
   H27(2015).7  NO.4


 グランドキャニオン

 陽が傾き始めた頃グランドキャニオンに到着しました。公園にはゲートを通って入ります。そこで入場料を払うのですがチケットは数日間有効で年間のチケットもあるそうです。仕事をやめ退職した人達が国立公園回りをして楽しんでいるそうです。



 公園内は車が走りやすい道路となっており快適です。



 途中にウィリアムズの町を出発した機関車が到着するグランドキャニオン駅が見られました。木造の屋根があるホームは素敵でした。



 そしていよいよグランドキャニオンが現れました。眼前に赤茶の広大な渓谷が広がります。その浸食された大地はまるで谷の中に山がいくつもあるようです。遠くは景色がかすんでいるような広さでした。



 陽が傾いているため陰影が濃い大地は彫刻を見ているようでした。しばらく自由時間があったので谷を見学する道を歩いてみました。もちろん下まで行くには宿泊もしなければならない距離ですので途中までです。



 楽しい散歩となりましたが、時間が少なかったのが残念でした。空気が澄んでいて夕陽が美しく輝いていました。