H25(2013).8 NO.7

スペイン中部に位置する歴史的地方ラ・マンチャに来ました。ここは文豪セルバンテスの代表作「才知あふれる郷士ドン・キホーテ・ラ・マンチャ」の主人公ドン・キホーテが行う数々の冒険の舞台となりました。

騎士道あふれるドン・キホーテは世の中の不正を正すため従者サンチョ・パンサを連れ冒険の旅に出ました。このラマンチャ地方にさしかかったとき風車を巨人と思い込んだドンは戦いを挑み敗れてしまいました。

この物語からこの風車が世界に知られるようになったそうです。愛すべきドン・キホーテを育てた風土がここにはありました。風車は小高い丘の上に立ち、屋根の部分が回ることで風を効率よくとらえることができる構造になっています。

ラ・マンチャ地方の郷土料理ガチャスを食べながら、なんだかおかしさがこみ上げてくるのでした。


バレンシアの旧市街を歩きました。歴史的な建築物が数多く残され威厳のある街でした。

この日は聖母被昇天祭で中央市場などは休みとなっていました。この休日はカトリック聖母マリアがその人生の終わりに肉体と霊魂をともなって天国に上げられたことを記念する祝日だそうです。カテドラルの中では多数の観光客が行き交う中、静かに祈る人もいました。

バルセロナへ向かう途中のタラゴナでは悪魔の橋と言われるラスファレラス水道橋を見学しました。古代ローマ時代の建造物とも言われ世界遺産となっています。


日本の地震が多い環境ではとても考えられない古い時代の橋にびっくりしました。さらにこの水道橋は水こそ流れていませんが人が歩いて渡れます。
なんてすごい技術なんだろうと感心しました。



