2006(H18).8 NO.2

アルプスの村はユングフラウやアイガー北壁登攀(とうはん)の拠点としてありますが、手軽にハイキングや山をくりぬいて作った登山電車に乗って氷河を見に行くことができる場所として人気があります。周囲は険しい山々に囲まれていていつも上を見上げながら歩いていました。

翌日、ユングフラウ登山電車に乗って山頂駅を目指します。途中には緑におおわれた牧場でカウベルを着けた牛やヤギたちがのんびりと草を食んでいます。

険しい坂道を電車は確実に高度を上げて行きます。しばらくすると山をくりぬいた登りのトンネルに入りました。暗い中を登っていくと途中駅で停車しました。みんなおりて有名なアイガーの窓を見学に行きます。窓から見るとこんな絶壁に窓があり外には氷雪があることが分かります。こんなところに電車を通すなんて、窓を作ってしまうなんてすごいなあと感心しきりでした。

ユングフラウ山頂駅に着いてみると残念なことに雲がかかってしまいました。山の天気ですから仕方が無いのですが残念です。しばらく待ちましたが氷河の全容を見ることはできませんでした。またいつかここに来ようと考えました。山頂駅では氷河にトンネルを掘って歩くコースがあったのでそれを楽しむことができました。



いよいよアルプスの方に移動します。川をさかのぼるように進んでいく途中でアルプスらしい風景がありますとバスが一時停車しました。小高い山の途中でバスを降りて見たのは本当にこれがスイスの村なんだと思える素敵な風景でした。

バスはブリエンツ湖に到着しました。ここからは観光船に乗って湖を渡っていきます。昼食は湖のある村らしくマスの料理でした。

食後少し時間があったので村を散策しました。そびえ立つ山がすぐそばまで迫っていて湖とのわずかな土地にたくさんの建物が建っています。その建物は山の風景に合って素敵な絵になっていました。

船は美しい湖上を渡ってインターラーケンへ向かって出発しました。

インターラーケンからは再びバスでさらに高い位置にあるグリンデルワルトの村に向かっていきます。山がどんどん近づき期待がふくらみました。
