新体操男子 最後の演技は佐能諒一選手によるロープの演技です。ロープの演技は回したり投げ上げたり、時にはスティックのようにびしっとはったり様々な様子を見せてくれます。佐能選手はこの種目、全日本で優勝するなど輝かしい記録を持っています。演技が始まるとロープが生き生きと動き始め、様々な形で身体に巻き付いては離れていきます。投げ上げられたロープは一回ひねりの宙返りをした手にピタリと収まり、拍手がわきました。さらにひねりの宙返りから連続して宙返りを行う空中で縄跳びのようにロープが動いていきます。息もつかせない連続の動きです。その後も自由自在にロープは動き拍手も忘れるほど激しい動きからフィニッシュとなりました。ミスの無い演技に大きな拍手がありました。
 女子体操競技の最終演技者は宮川紗江選手です。基本を大切に練習し、Dスコアのアップを目指し世界選手権でで金メダルを目指しています。速見先生からゆかの紹介がありました。最初の前方かかえ込み2回宙返りや最後に後方伸身2回宙返りなど世界的にも珍しい構成になっています。バラエティに富んだ演技は魅力があります。
楽しんで下さい。演技が始まりました。伸身前宙からの前方2回宙返りがみごと立ちました。会場から大きな拍手があります。その後は前方伸身2回ひねり、ジャンプをはさんで、後方1回半ひねり、伸身前宙と続けます。そして最後に後方の伸身2回宙返りを見せてくれ素晴らしい演技が終了しました。
 今回出場いただいたチームは全員が一年生ということで若さあふれるチームです。新人大会に向けて日々練習を行っているとのことです。東京女子体育大学チームは全日本学生新体操選手権大会において65年間負け無しの65連勝中です。小野田先生から若いチームですが先輩達の伝統をしっかり受け継いで「私たちの世代も」という意気込みで昨日も遅くまで練習を行ってきました。大変チームワークが良く、うまくなっていくと思います。メンバーの中には神奈川県出身の手代木選手もいるとの紹介がありました。
 演技が始まりました。1列の隊形からそれぞれの動きに変化し、三人そろって投げ上げたボールを全員が足できちんとキャッチしました。手具の交換もスムーズに行っています。そして全員がそろったフィッテピボットを何回も行います。
 インターハイ個人総合チャンピオンである谷川航選手の目標は東京オリンピックでの金メダルであるとアナウンスで紹介されされました。それだけの実力を持つ谷川選手の演技に期待がかかります。
 
 伊澤先生のお話です。谷川選手はゆかを得意としており着地が見所です。ぴたっぴたっと着地を気持ちよく決めてくれるのでそのたびに大きな拍手をお願いします。と伊澤先生はプレッシャーをかけました。

 演技は最初に前方の2回宙返りから入りました。次はバク転から前方を向き2回宙返りです。十字伸肘倒立から前方伸身1回半宙返り、後方伸身宙返りと技は続きます。そして後方伸身2回宙返りをはさんで、後方伸身2回半ひねり前方伸身1回ひねりの連続です。さあ最後のシリーズに入ります。最後は後方伸身3回宙返りでした。その着地を止める精度は素晴らしく、伊澤先生のおっしゃったとおりとなりました。大きな拍手でした。
 このような素晴らしい演技会で演技をする事が初めてだったので、少し緊張してしまいましたがいつも通りできたので良かったです。今年の試合がもう一つあり、ロシアのボローニンカップに日本代表として出場しますので応援をよろしくお願いします。この挨拶に相模原の皆さんは大きな拍手で応援を約束しました。ぜひオリンピックチャンピオンとなってまた相模原に来て欲しいですね。
 次々に投げ上げられるボールやリボンは小気味よく受け手の手に収まっていきます。さあ中央に集まってきました。一人がジャンプをすると4人がその身体を横に支えます。その後ゆっくりと身体を降ろしていき柔らかい動きの中で演技が終了しました。会場からはため息が出ました。

 お話では今年は全日本インカレで65連覇を達成することができました。ありがとうございました。と挨拶され大きな拍手がありました。さらに自分達はこれから新人大会があるのですが、本日の演技を存分に生かし自分達の演技をしていきたいと思います。と述べられその決意に再び大きな拍手がありました。
 
 演技終了後のお話です。今年は世界選手権に出られる年齢では無かったので、来年の世界選手権に出場し、金メダルを取れるように頑張りたいと思います。と大きな目標をお話ししてくれました。
 ぜひ頑張って下さい。相模原の体操を愛好する私たちはずっと応援しています。
 演技後のお話をいただきましたが熱演で息が切れてその大変さが分かりました。お話では来年も観客を魅了できるような演技を目指したいと思いますので応援よろしくお願いします。と述べ、皆さんから大きな拍手をいただきました。ありがとうございました。