続いて柏木寅冶選手による吊り輪の演技です。伊澤先生が吊り輪は力技が見所で柏木選手は十字懸垂が得意と紹介してくれました。最後の着地までぴたりと止めてくれるはずとプレッシャーをかけました。演技は振り出しから1回転するとすぐに十字懸垂を止めました。拍手があります。そして開脚の上水平、振り下ろしての倒立もピタリと止まります。屈伸のヤマワキから十字懸垂が止まると会場から拍手がたくさんありました。さあ最後の着地です。2回宙返り1回ひねりがピタリと止まり、本人も嬉しそうです。地元での演技が出来嬉しいと述べ、来年も全国優勝出来るように頑張りますと話してくれました。
平均台は長さ5m、幅10cmの中で演技が行われます。女子の種目の中でもっともメンタルが要求される種目です。演技は坂本美樹選手です。全日本ジュニア大会 平均台8位の実力です。  始めに倒立がしっかり決まりました。そして後方宙返りは残念ながら落下してしまいましたが、その後に続いた前宙やジャンプ、バク転からの後方宙返りはしっかり決めました。そして側宙も決め最後は伸身の2回ひねりで着地しました。安定感のある演技でした。目標は新しい技を覚えること。自分にしか出来ない技をやりたいとのことでした。                                                                                   
 
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 今回の演技会では一般体操の活動も取り入れました。みんなで体操をして身体をほぐすのですが、右手左手右足左足がそれぞれ別の動きをさせなければなりません。みんな苦労しています。選手達や観客、来賓の皆さんも一緒に楽しみました。
 挨拶では来年度に向けてしっかり努力を重ね、来ている方に楽しんで演技が見ていただけるように精一杯努力して参ります。と笑顔で話していただけました。
 新体操リボンの演技は小木曽沙羅選手です。紹介をしてくれた小野田先生はフェッテピボットという技の名を上げ、小古曽選手はそれが得意で皆さんが楽しんで見ていただけるとお話ししてくれました。演技が始まるといきなり足で投げ上げられたリボンを1回転してキャッチしました。ほとんど見ていない状況でキャッチしたのでみんなびっくりしています。そしてビールマンスピン、フィギアの様です。その間もリボンは止まることなく動き続けます。そしてフェッテピボットです。きれいな回転が見られました。ジャンプも美しく再度フェッテピボットが始まります。大きな拍手がありました。投げ上げたリボンはすべて見事にキャッチできています。最後は倒立から呼び込んだリボンをしっかりキャッチして終了しました。ミスの無い美しい演技でした。
 次はトランポリン競技の一つであるシンクロナイズドの演技を長崎俊侑選手と菅原正視選手が行ってくれます。解説の永田先生が今日の衣装は30周年記念演技会なので紅白でまとめてみましたと話されると会場が盛り上がりました。今日初めて合わせたという演技ですが、最初のジャンプから宙返りをして腹打ちをそろって行うと拍手がありました。その後もひねっても同じ動きにさすがと感心しました。後半の前方2回宙返り、後方2回宙返りがそろって終了すると会場からは拍手と歓声がわき上がりました。
 挨拶では長崎選手が今日は緊張しました。トランポリンはマイナーな競技ですが日本には優秀な選手がたくさんいるのでオリンピックでも活躍すると思います。応援よろしくお願いします。菅原選手は個人で失敗してしまって申し訳ありません。選手は引退してしまっているので今後はアニメーターを目指したいと話してくれました。応援の拍手がたくさんありました。ありがとうございました。