体操競技女子はセインツ体操クラブの宮川紗江選手です。ユースオリンピック個人総合5位の成績をお持ちです。跳馬の演技の予定でしたが、少し足を痛めているため負担の少ない段違い平行棒の演技をして頂きました。 
 演技の紹介は速見佑斗先生です。宮川選手は段違いは少し苦手でしたが練習を重ね、技の数も多くなりました。美しさも見て下さい。
 演技は高バーでのシタルダーから1回ひねり、低バーへの移動もスムーズです。イエーガー宙返りも決まり拍手がわきます。最後は伸身の2回宙返りが決まり大きな拍手がありました。
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 前半の最後は新体操男子団体の演技です。国士舘大学のチームは全日本学生選手権大会で常に優勝を争っているチームです。今年度は惜しくも2位となりましたが、その実力は伯仲しています。山田先生の紹介です。男子新体操の団体の見所はその同調性です。またアクロバットも見所です。演技の最後には全員でやるアクロバットの組技も入っています。こちらもぜひご注目下さい。
 
 演技は静かな音楽から始まり、6人の統一された動きがきびきびしていてとても気持ちがいいです。全員の水平バランスが止まると拍手がわきました。そしてタンブリングの始まりです。3人がそろってバク転から前方の1回半宙返りをすると驚きの声が上がりました。3つバック転スワンもきれいに決まりました。交差の場面では皆さん息をのんで見つめます。最後のアクロバットでは二人の力で持ち上げられた高い高い前方の2回宙返りが決まりました。演技が終わるとホッとした空気の中たくさんの拍手がありました。
 次は新体操男子のクラブの演技です。演技者は国士舘大学の畠山可夢選手です。東日本学生選手権大会 個人種目別3位の成績をお持ちです。山田先生の紹介です。畠山選手はクラブの演技を優しい曲に合わせ柔らかく演技をします。衣装も音楽に合わせたものを用意しました。競技会でも力強い得点を出した種目です。

 「はい!」という大きな声で合図をして演技が始まります。森山直太朗の「さくら」のメロディが流れます。ゆったりした曲なのですが動きはスピード感にあふれ、クラブが目にも止まらぬ早さで動いていきます。宙返りをしても止まりません。投げ上げたクラブは全て確実にキャッチしもう終わってしまったのかと思うほど充実した演技でした。
 最後に花束を受け取り、来年は4年生なので最高の演技ができるように頑張りますとのお話をしていただきました。
 次の演技はトランポリンです。実はこの日トランポリンの全日本選手権大会が開催されており、25周年の時にお出でいただいた森ひかるさん達は出演できず残念ですとの連絡がありました。出演をして頂いた菅原選手、長崎選手は競技としての練習からは少し離れていたため申し訳ありませんが無理をお願いすることになりました。
 しかし長崎選手はワールドゲームス優勝、世界選手権団体銀メダルなど輝かしい成績をお持ちです。近年はTVサスケにも出演されています。
 演技はゆったりとしたジャンプから回転が始まります。一つひとつを丁寧に行い、安定感のある演技です。終盤には前方2回宙返りや後方の伸身2回宙返りを入れて観客を沸かせました。貫禄も感じさせる演技でした。
 体操競技男子は平行棒の演技です。演技者は谷川航選手です。谷川選手はインターハイ個人総合優勝、全日本選手権ゆか3位の素晴らしい成績をお持ちです。東京オリンピックでは有力な候補選手となることでしょう。伊澤先生の紹介です。平行棒は得意種目であり、その中のバブサーと言う技の大きさに注目して下さい。

 演技はホンマ、本転倒立、車輪から大きな流れのあるバブサー、ティッペルト、前宙開脚腕支持と正確に流れるように進みます。そして後方屈伸2回宙返りを決めました。素晴らしい演技に伊澤先生も満足そうでした。会場からは大きな拍手が起こりました。
前半の演技が終了しました。それぞれの選手の演技の素晴らしさに皆さん満足してくれたようです。